2010年6月9日:ニューヨーク ブルックリン「プロスペクト・パーク」公演レポート

June 9th,Brooklyn,New York
2010年6月9日:ニューヨーク ブルックリン「プロスペクト・パーク」公演

2010年6月9日火曜日。

どしゃぶりの雨の中、ブルックリンの公園プロスペクト・パークは、傘をさし、ノラ・ジョーンズの登場を待つ大勢の観客でにぎわっていました。
客席はステージにかなり近く、”ノラ・ジョーンズをこんなに間近で見られる機会はない!”と人が押し寄せ、一時、会場は混乱状態に。ノラの魅力は、人をここまでクレイジーにさせてしまうのか、と驚きました。

そしてノラ・ジョーンズの登場。ドッド柄のワンピースで登場したノラ・ジョーンズには、会場からため息が漏れ、観客は、「かわいい!」と叫んでいました。

「雨の中来てくれてありがとう!みんな、もっと雨に打たれちゃいましょう!」

と言い、「ホワット・アム・アイ・トゥ・ユー(What am I to you)」を歌い始めるノラ。
今ブルックリンに住んでいるノラにとって、このライブへの思い入れは一入のよう。
ステージ上ではゆったりとした空気が流れ、雨に打たれ続ける中、観客はノラの歌声に聞きほれていました。

「チェイシング・パイレーツ(Chasing pirates)」などの新曲を披露し、今までとは違った魅力を感じさせてくれたノラ。
「またノラのライブに行きたいね」と口々に語りあいながら、観客はブルックリンの街を後にするのでした。

文 : Ayana Kizaki

←SPECIAL一覧