『ノラ・ジョーンズの自由時間』全曲解説&ノラ・ジョーンズ本人コメント

豪華ミュージシャンが集結したアルバム『ノラ・ジョーンズの自由時間 (原題 …FEATURING NORAH JONES』)。

ノラ・ジョーンズ本人選曲による”ノラ・ジョーンズ&一流ミュージシャン”の夢のコラボレーション・アルバムである今作は、全世界4000万枚のオリジナル・アルバム・セールスと並行して築き上げられた、もう一つのノラ・ジョーンズ音楽の歴史ともいえます。

ここでは、各楽曲の解説と、それぞれの曲に寄せられたノラ・ジョーンズ本人のコメントを掲載いたしました。
ノラ・ジョーンズの華麗なる10年の変遷をどうぞ。

※下のアイコンは、それぞれの楽曲の発表された時代を表しています。


デビュー前~ 2002年の1stアルバム

2003年後半~2004年の2ndアルバム


2005年~2006年の『リトル・ウィリーズ』あたり

2007年の3rdアルバム~2008年後半<

2009年以降

解説:宇田和弘氏/ノラ・ジョーンズコメント和訳:新谷洋子氏

1. リトル・ウィリーズ feat. ノラ・ジョーンズ「ラヴ・ミー」
The Little Willies featuring Norah Jones "Love Me" ★エルヴィス・プレスリーのカヴァー
ノラがリチャード・ジュリアン等と結成したルーツ・ロック・プロジェクト・バンド、リトル・ウィリーズのアルバム(06年)から。エルヴィス・プレスリーが56年にヒットさせた傑作バラードを、オリジナルの情感そのままにカヴァー。
ノラ・ジョーンズ(以下N)「リトル・ウィリーズはここ数年私がプレイしてきたお気に入りのバンドのひとつで、このエルヴィス・プレスリーの曲がアルバムのオープニング曲に相応しいように思えたの。私にとっては、それが有名か否かに関係なく、自分が誇りに感じている曲をこのコンピレーションに収録することが重要だったわ。」

2. フー・ファイターズ feat. ノラ・ジョーンズ「ヴァージニア・ムーン」
The Foo Fighters featuring Norah Jones "Virginia Moon"
★2006年グラミー賞ベスト・ポップ・コラボレーション・ウィズ・ヴォーカルズにノミネート
フー・ファイターズの2枚組アルバム『イン・ユア・オナー』(2005年)に収められていた、ボッサ・タッチのアコースティックな曲。中心人物デイヴ・グロールとノラがデュエットし、ノラはピアノも担当。
N 「私は長年フー・ファイターズのヴォーカル、デイヴ・グロールのファンだったの。彼に連絡をもらって、”ようやく私もロックできるのね!"と思った。送られてきたのはこの美しいボサノヴァのバラードで、デイヴが私に声をかけてくれた理由を悟ったわ。結局、私はロックできなかったってわけ。コード進行が複雑な曲で、しっくりくるハーモニーを探すのに少し時間を要したけど、彼と一緒に見つけ出すことができたわ。」

3. ショーン・ボーンズ feat. ノラ・ジョーンズ「ターン・ゼム」
Sean Bones featuring Norah Jones “Turn Them"
現在アメリカで公開中のインディペンデント映画『Wah Do Dem』に主演しているシンガーソングライター、ショーン・ボーンズのアルバム『Rings』(09年)に収録されているノラとのデュエット。ノラは同映画にボーンズのガールフレンド役で出演している。
N 「映画『Wah Do Dem?』(注:09年公開のインディ映画)に私が出演した時に、主役を演じていたのがショーン・ボーンズというミュージシャンで、サントラ制作の段階になって、彼とコラボして欲しいと依頼されたの。レゲエっぽい雰囲気のある曲なんだけど、映画はジャマイカで撮影したから、ショーンは映画にインスパイアされてこの曲を書いたんだと思う。」

4. ウィリー・ネルソン feat. ノラ・ジョーンズ「ベイビー・イッツ・コールド・アウトサイド(ベイビー、外は寒いよ)
Willie Nelson featuring Norah Jones "Baby It’s Cold Outside"
★2010年グラミー賞ベスト・ポップ・コラボレーション・ウィズ・ヴォーカルズにノミネート
テキサス・カントリーの重鎮、ウィリー・ネルソンがブルーノートから発表したスタンダード・アルバム『アメリカの歌』(09年)で実現した、ノラとウィリーの共演トラック。44年、フランク・ロッサーがデュエット用に書いた曲で、クリスマス・シーズンのスタンダード・ナンバーとして知られている。
N 「ウィリーとはすでに何度も会って歌ったことがあったから、一緒にいて気楽だし、優しい人なの。でも彼が口を開く度に、例外なくゾクゾクさせられる。彼の声は私を子供時代に連れて帰ってくれるし、これからもずっとそれは変わらないわ。」

5. ノラ・ジョーンズ・アンド・サーシャ・ダブソン「ブル・ライダー」
Norah Jones and Sasha Dobson "Bull Rider" ★ジョニー・キャッシュのカヴァー
iTunesから限定でリリースされたノラのiTunes Originalsに収録されていた未発表トラック6曲のうちのひとつ。ジョニー・キャッシュが79年のアルバム『シルヴァー』に収めていたロドニー・クロウェルの作品で、デュエットしているサーシャ・ダブソンは、The Fallにバンド、ツアーで参加しているシンガーソングライター。
N 「これはロドニー・クロウェルが書いて、ジョニー・キャッシュが歌った曲。サーシャとは、ザ・スロッピー・ジョアーンズとプスN’ブーツという、2組のバンドで一緒に活動しているの。私の担当はリード・ギターなんだけど、技術的に出来ることがすごく限られているから、めちゃくちゃ笑える話なのよね。」

6. ダーティ・ダズン・ブラス・バンド feat. ノラ・ジョーンズ「ルーラー・オブ・マイ・ハート」
Dirty Dozen Brass Band featuring Norah Jones "Ruler Of My Heart"
アーマ・トーマスの代表曲として知られるニューオリンズR&Bクラシック。当地のブラス・バンドの伝統を現代に受け継ぐダーティ・ダズン・ブラス・バンドの結成25周年盤『メディケイテッド・マジック』(02年)に、この曲がノラのヴォーカルをフィーチャーして収められた。ノラのファースト『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』の2枚組スペシャル・エディションでも登場している。
N 「ダーティ・ダズンが所属するレーベルのA&Rは、レコード契約をする以前から、ずっと私を熱心に応援してくれていた人なの。彼に乞われてこの曲に参加したんだけど、多分ダーティ・ダズンのメンバーは、私が何者なのか知らなかったんじゃないかしら。だから少し怖気づいてた。そんな私にメンバーの一人が、「君は痛みを感じているんだ!もっと苦しそうに歌うんだよ!」と言ってくれたのを覚えてる。私にはそれが必要だったの、当時はまだすごく若かったから。」

7. エル・マッドモー feat. ノラ・ジョーンズ「ベスト・パート」
El Madmo featuring Norah Jones "The Best Part"
ローファイ・サウンドを堂々と演じる覆面ロック・トリオ、エル・マッドモーの正体は、ノラとハンサム・バンドの仲間であるダルー・オダ、アンドリュー・ボーガーの3人。ノラの担当はギター&ヴォーカル。08年にリリースされたアルバムから。
N 「長期にわたるツアー中、私とダルー・オダはなんだか気分がムラムラしてきて、私がエレキを、彼女がベースを弾き始めて、楽屋で二人で曲を書いたの。それでバンドをやろうって思いついたのよ。皆それぞれ偽名を考え出して、仮装して。単なるジョークで、キッスみたいなバンドを目指すようなつもりで。そしてツアーを終えてから、ニューヨークでライヴするようになった。ウィッグをかぶったり、映画『ブレードランナー』のキャラ風メイクをしたり、最初の頃はセットリストを考えるよりも衣装に時間をかけていたわ。」

8. アウトキャスト feat. ノラ・ジョーンズ「テイク・オフ・ユア・クール」
Outkast featuring Norah Jones "Take off Your Cool"
★(アルバムが )2003年グラミー賞最優秀(ベスト・)アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞!!
ヒップ・ホップ・デュオ、アウトキャストのアルバム『スピーカーボックス~ザ・ラヴ・ビロウ』(03年)に収録されていた、異色のアコースティック・ナンバー。ノラとアンドレ3000がセクシーなデュオを聴かせる。
N 「アウトキャストがどんなアーティストなのか知っていたし、音楽は好きだったんだけど、彼らが私のことを知っているとは夢にも思わなかった。アンドレ3000が送ってきた曲にはヴォーカルがまだ乗っていなくて、メロディも歌詞も分からなかった。そして一緒にスタジオに入ると、彼は「ちょっと待ってて」と言って、ヴォーカルを録り終えてしまったの。幾重にもパートを重ねていたし、ハーモニーもたくさんあったのに、あっという間だったわ。アンドレがどれだけ綿密に準備していたのか、それともほとんど即興だったのか、私には分からないけど、自分が何を望んでいるのかはっきり把握していたのね。」

9. Qティップ feat. ノラ・ジョーンズ「ライフ・イズ・ベター」
Q-Tip featuring Norah Jones "Life Is Better"
ア・トライブ・コールド・クウェストでの活躍で高い評価を得たラッパー/プロデューサー、Qティップの復帰アルバム『ザ・ルネッサンス』(08年)に、ノラをフィーチャーして収められていたトラック。ゆったりとしたグルーヴ感が快い。
N こういうコラボは時として、「一緒に何か試してみて、うまくいかなかったらそれでもいいし、とりあえずスタジオにおいでよ」みたいな、とてもレイドバックなノリだったりもする。それも素晴らしいと思うの。なぜってプレッシャーがゼロだから。でもQティップの場合は、すごく高音域で歌って欲しいと頼まれたわ。しかもトラックはすでに完成していたから、キーを変えることができなかった。この曲が、自分の次のアルバムでも、もっと高音域で歌おうっていうインスピレーションをくれたと思うわ。」

10. タリブ・クウェリ feat. ノラ・ジョーンズ「スーン・ザ・ニュー・デイ」
Talib Kweli featuring Norah Jones "Soon The New Day"
ヒップ・ホップ・シーンの代表的なラップMCのひとり、タリブ・クウェリのヒット・アルバム『イヤー・ドラム』(07年)から。テーマとなるリフレイン部をノラが歌い、タリブのクールなMCが綿々と絡んでいく。
N 「タリブ・クウェリは音源を一切前もって送ってくれなかったわ。それでも私は構わなかった。曲を覚えるのは結構速いほうだから。自分がいつかラッパーたちと歌うことになると予想していたわけじゃないけど、人が思うよりも自然に感じられるわ。この曲のサウンドにはジャズへの愛情が大いに反映されているように思う。それぞれが表現に取り入れる方法は大きく違っていても、ジャズが、私とタリブが共有する音楽的手段なのよ。」

11. ベル・アンド・セバスチャン feat. ノラ・ジョーンズ「リトル・ルー」
Belle & Sebastian featuring Norah Jones “Little Lou, Ugly Jack, Prophet John"
グラスゴー出身のギター・ポップ・バンド、ベル・アンド・セバスチャンが、今年10月6日に発売するニュー・アルバムから。ロサンジェルスでレコーディングが行なわれたようで、ノラがこの曲にフィーチャーされた。
N 「これは一番最近レコーディングした曲。録り終えたばかりで、このアルバムに収録できるかどうかも分からなかったくらいよ。彼らがすでにアレンジも何もかもやり終えていて、私はただ自分のパートを滑り込ませただけ。ライヴで録音したんだけど、バンドは素晴らしかった。私の声域においてはすごく高い部類に入る曲だから、「うまくやれると思うけど、もしミニー・マウスみたいに聴こえたら、そう言ってちょうだいね」とお願いしたの。でも彼らはそんなことないって断言してくれて、実際うまく行ったわ。」

12. レイ・チャールズ feat. ノラ・ジョーンズ「ヒア・ウィー・ゴー・アゲイン」
Ray Charles featuring Norah Jones "Here We Go Again"
★2004年第47回グラミー賞最優秀(ベスト・)レコード、ベスト・ポップ・コラボレーション、(アルバムが)ベスト・アルバム・オブ・ジ・イヤー受賞!!
全曲に錚々たるデュエット・パートナーを迎えてレコーディングされながら、図らずも遺作となったレイ・チャールズの『ジーニアス・ラヴ~永遠の愛』(04年)。その冒頭を飾ったノラとのデュオがこれ。同年度のグラミー2部門(最優秀シングル、最優秀ポップ・デュオ)を獲得。曲はチャールズの67年のヒット。
N 「レイからデュエット・アルバムに参加して歌ってくれないかって電話をもらったの。一番早い飛行機に乗って、ママも連れて駆け付けたわ。そして彼のスタジオで、バンドと一緒にライヴでレコーディングしたの。私はレイのすぐ隣で歌って、彼の口の動きでフレージングを確認しながら。本当にとても素敵な人で、気持ちを楽にしてくれて、スタジオに踏み入れるのが怖くて足が竦んでいた私には、ありがたかったわ。」

13. ノラ・ジョーンズ feat. ギリアン・ウェルチ&デヴィッド・ローリングス「ロレッタ」
Norah Jones featuring Gillian Welch and David Rawlings "Loretta" ★タウンズ・ヴァン・ザントのカヴァー
テキサスの伝説的なシンガーソングライター、タウンズ・ヴァン・ザントの曲を、オルタナ・フォーク/カントリーのギリアン・ウェルチ&デヴィッド・ローリングス夫妻と共演。DVD『ノラ・ジョーンズ&ハンサム・バンド・ライヴ』(04年)から。ノラは2作目『フィールズ・ライク・ホーム』でもヴァン・ザントの曲を取りあげていた。
N 「私たちは一緒にツアーをしていて、ある夜、ギリアンとデヴィッドがこの素晴らしいタウンズ・ヴァン・ザントの曲を楽屋で歌っているのを耳にして、「この曲大好きなの!」と私は言ったの。それで、3部のヴォーカル・ハーモニーに貫かれたアレンジをみんなで考え出したのよ。私たちは1本のマイクで、つまりグランド・オール・オプリー(注:ナッシュヴィルで公開収録されているカントリーのライヴ番組)のスタイルでプレイしたわ。大好きなソングライターが書いた、大好きな曲のひとつよ。」

14. ライアン・アダムス feat. ノラ・ジョーンズ「ディア・ジョン」
Ryan Adams featuring Norah Jones "Dear John"
オルタナ・カントリー・シーンから登場した屈指のシンガーソングライター、ライアン・アダムスの05年作『ジャクソンビル・シティ・ナイツ』に収録されたノラとの共作。2人のデュオは、かつてのグラム・パーソンズ&エミルー・ハリスを思わせる。ノラは『ザ・フォール』でもアダムスと共作した曲を収録した。
N 「曲作りがうまくいかなくて私が落ち込んでいた時に、ライアンが来てくれて、この曲をごく短時間で一緒に書いたの。すごく励まされたわ。私が壁を超えて、曲作りに関する自意識の過剰さを克服できたのは、ライアンのおかげ。それから数カ月後、彼は私をスタジオに呼んでくれたんだけど、書き上げて以来この曲をプレイしていなかった。それで、二人で一回通してプレイしてみて、私のほうは「オーケー、そのうちになんとか形になるわね」と感じだったのに、ライアンは「いいや、これで大丈夫だよ」って言ったの。ピアノの椅子のきしみが全部聴こえちゃうし、音を間違えた箇所も幾つかあるんだけど、素晴らしいテイクだったわ。」

15. ノラ・ジョーンズ feat. ドリー・パートン「クリーピン・イン」
Norah Jones featuring Dolly Parton "Creepin’ In"
★2005年グラミー賞ベスト・カントリー・コラボレーション・ウィズ・ヴォーカルズにノミネート
ノラのセカンド・アルバム『フィールズ・ライク・ホーム』から。70~80年代のカントリーを代表する名歌手、ドリー・パートンを迎えてこの歌をデュエットした。曲はハンサム・バンドのリー・アレクサンダーの作品。
N 「ドリーとは2度会っていて、その後とある賞イベントで一緒に歌わないかって誘ってくれたの。彼女は本当に優しい人だったから、私も思い切って、この曲に参加してくれるよう頼んでみたわ。ライヴで録音して、あまりにも興奮ちゃっていて、本来のテンポよりもかなり速いのよね。ドリーのエネルギーは最高だし、彼女はマイクに向かって笑ってしまうし、本当にキュートだわ。」

16. ハービー・ハンコック feat. ノラ・ジョーンズ「コート・アンド・スパーク」
Herbie Hancock featuring Norah Jones "Court And Spark"
★(アルバムが) 2008年グラミー賞最優秀(ベスト・)アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞!!
ジャズ・ピアノ・ヴァーチュオーゾ、ハービー・ハンコックのアルバム『リヴァー~ジョニ・ミッチェルへのオマージュ』(07年)から。そのアルバムの冒頭に収められていたのが、ノラをフィーチャーした、ジョニの74年のこの名曲。
N 「この曲を収めたハービー・ハンコックのアルバムは、ジョニ・ミッチェルのカバー集だった。ジョニの曲をカバーするのは難しいんだけど、この曲なら私は共感できると思ったの。高校と大学時代を通じてジャズ・オタクだったから、参加者の中で一番、ハービーとウェイン・ショーターと一緒にプレイすることに緊張していたんじゃないかしら。私は彼らのレベルで自由に、即興で演奏することは出来ないけど、全てはうまくいったわ。ただ、時折、拍子を確認しなくちゃならなかっただけよ。」

17. チャーリー・ハンター feat. ノラ・ジョーンズ「モア・ザン・ディス」
Charlie Hunter featuring Norah Jones "More Than This"  ★ロキシー・ミュージックのカヴァー
8弦ギターを操る現代のジャズ・シーンの異才、チャーリー・ハンターのアルバム『ソングス・フロム・ジ・アナログ・プレイグラウンド』(01年)でノラが歌っていたトラック。ロキシー・ミュージックの名盤『アヴァロン』(82年)から選曲。
N 「これは、私にとって人生初めての本格的なレコーディング・セッションのひとつが生んだ曲よ。チャーリーは私を数週間ツアーに同行させてくれて、あれが人生初のツアーでもあった。この曲を録れることにすごく興奮していたわ。ロキシー・ミュージックの原曲は知らないの。当時の私はジャズばかり聴いていたから、聴き逃してしまったのね。ジャズに夢中になっていた時期に、私はたくさんの音楽を聴き逃しているんだけど、それでもいいの。得たことも多いから。」

18. ノラ・ジョーンズ feat. M.ウォード「ブルー・バイユー」
Norah Jones featuring M. Ward “Blue Bayou" ★ロイ・オービソンのカヴァー
63年にヒットしたロイ・オービソンの傑作バラード。77年にはリンダ・ロンシュタットのヴァージョンがリヴァイヴァル・ヒットした。08年にDVDとCDでリリースされたノラの『ノラ・ジョーンズ ライヴ・ベスト/Live from Austin Tx』(07年収録)から。デュエットしているのはノラのアルバム『ノット・トゥ・レイト』に参加し、ツアーにも同行していたオレゴン出身のシンガーソングライター、M.ウォード。 
N 「M.ウォードは私のお気に入りのシンガーのひとりで、人間としても大好きよ。彼は私たちと一緒にツアーをしていて、ソロで前座を務めてくれたの。私は毎晩数曲に参加したんだけど、彼のステージで『ブルー・バイユー』を何度も一緒に歌ったわ。」

←SPECIAL一覧